「この国はもうすぐ滅びる」北朝鮮国民が嘆く薬物汚染の末期症状

一般庶民だけでなく、高級幹部の間でも薬物は蔓延しているようだ。金正恩氏は2013年に叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑した。北朝鮮メディアはこれを伝える記事で、「思想的に病み、極度に安逸に流れたため麻薬を使い、党の配慮によって他国に病気の治療で行っている期間には外貨を蕩尽し、賭博場にまで出入りした」など、張成沢氏が薬物を乱用していたことを断罪している。

(参考記事:「幹部が遊びながら殺した女性を焼いた」北朝鮮権力層の猟奇的な実態

張成沢氏の場合は濡れ衣の可能性もあるが、党幹部の間にも薬物依存者が存在するのは事実のようだ。

北朝鮮で薬物が蔓延する理由として、NKDBのユン所長は次の4点を挙げた。