「米国には絶対に勝てない」言ってしまった北朝鮮元軍人の悲惨な運命
この幹部は、30年間にわたり軍で重要な役職を務めてきた軍出身官僚で、軍の戦力について相当に詳しい事情通だったという。
彼は酒席で「米国の軍事力にかなう国は世界にない」と発言。これが「米国の軍事力を高く評価した」という形で報告され、翌日、家族もろとも姿を消したという。裁判も行われずに姿を消したということは、政治犯収容所に送られた可能性が高い。(参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路)
幹部らを監視
国家保衛省はこの事件をきっかけに、戦争恐怖症を醸成する幹部たちの言動に対する統制と監視を強化するよう指示を下したのだと情報筋は説明した。