「米国には絶対に勝てない」言ってしまった北朝鮮元軍人の悲惨な運命

北朝鮮の国家保衛省(秘密警察)が、「戦争恐怖症」を誘発する発言で、国内に不安感を醸成している幹部たちの動向を把握して取り締まるよう指示を下したもようだ。

北朝鮮は9月から今月初めにかけて、前例のない規模で弾道ミサイル発射などの軍事挑発を行った。そのように対外的には強硬路線をアピールしながらも、対内的には保衛機関をして社会の動揺と体制からの離反を防止するために神経を使っているようだ。

家族もろとも

咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は「国家保衛省は今月1日、道保衛局に対し、最近の緊張した情勢下で、市や郡の機関責任幹部らの間で『戦争恐怖症』を誘発するような発言を行うなどの、不穏な動向を把握・対処するための事業対策を徹底することを指示した」と明らかにした。

情報筋によると、国家保衛省のこのような指示は先月中旬、平壌市人民委員会のある幹部が酒席で「不穏な発言」をしたことをきっかけに下された。