「高熱の患者をそのまま火葬」感染爆発の北朝鮮で深まる闇

なお、情報筋の住む地域では子ども、老人、貧困層で亡くなる人が多いが、人々の恐怖心を誘発するとして、死者数は絶対に公表されないという。
(参考記事:「コロナ減ったは嘘」背景に金正恩の”軍人虐殺”残酷ショー

一方、コロナ罹患後に後遺症に苦しめられる人も多いと情報筋は伝えている。

「昼間は熱が下がるが、午後5時ごろになると37度を超えて寒気がしてつらくなり、記憶力がなくなると訴えている」(情報筋)

世界保健機関(WHO)によると、コロナ罹患後に回復した人のうち、10%から20%に疲労、呼吸困難、不安、認知能力の低下など様々な後遺症が現れる。

また、複数回感染する人もいるようで、情報筋は、新義州(シニジュ)で4月末から今まで3回かかって治ったという人がいると述べている。ただし、正確な検査を経てコロナ感染を確定させるケースは少ないことから、別の病気である可能性もある。
(参考記事:北朝鮮の「急性腸内性伝染病」、少なくとも800世帯で発生、コレラ、腸チフスか