入院中の女性兵士も襲撃…北朝鮮軍内の鬼畜事件

朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の女性兵士が、遺書を残して自殺を図り重態に陥る事件が発生した。軍内で蔓延する、性暴力の被害を受け続けた末の選択だった。

デイリーNK内部情報筋が伝えた事件のいきさつは、次のようなものだ。

事件の被害者は、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)に駐屯する朝鮮人民軍第7軍団の指揮部電信電話所交換分隊で、幹部席の交換手として勤務していた女性兵士のAさん。

黄海南道(ファンヘナムド)出身で、17歳のときに軍に入隊、第7軍団に配属されたが、その直後から性暴力が始まった。

当時、第7軍団の政治指導員だった40代のキム少佐は、1年近くAさんに対して常習的に性暴力を振るっていた。その見返りとして「一生面倒を見てやる」と言っていたキム少佐だが、政治軍官(将校)を養成する政治大学に入学してから連絡が途切れてしまった。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

性暴力はここで終わらなかった。