文在寅の空母が自衛隊に「ぜったい勝てない」理由…韓国専門家が解説

日本がいずも級ヘリコプター空母を改造して2隻を配備予定の軽空母は、艦載機搭載数量こそ韓国型空母と近いが、作戦能力面では次元が異なる。統合交戦能力によるものだ。

日本は米海軍が使用している主力早期警戒管制機であるE-2Dを13台を導入する。そして、この早期警戒管制機とすべての海上自衛隊艦艇、航空自衛隊の戦闘機をひとつのリアルタイムネットワークで結ぶNIFC-CA(Naval Integrated Fire Control-Counter Air)を構築している。

韓国軍のF-35Bは、自らのレーダーやセンサーのみに依存して日本の戦闘機や艦隊を見つけなければならないが、この過程で放射される電波は、日本の自衛隊の電子戦システムに捕捉され、韓国のF-35Bの位置が自衛隊にさらされる。自衛隊はレーダー電波を放射せずとも、海軍のイージス艦や早期警戒機が数百キロ圏外で捕捉して送信する韓国戦闘機の位置情報を利用して、一方的な攻撃を浴びせることができる。

(参考記事:「日本の空軍力に追いつけない」米国と亀裂で韓国から悲鳴

こうした差を克服するには、韓国もE-2D早期警報機を導入して、これと連動する戦闘システムと戦術データリンクを構築するために数兆ウォンの予算を注ぎ込まなければならない。周辺国の脅威に備えるとして7兆ウォン以上のお金をかけて軽空母を導入しても、その空母を守るために、さらに数兆ウォンのお金を使わなければならない状況が発生するのだ。