「日本との関係を最悪にした」文在寅・元支持者の批判本がベストセラーに

韓国の進歩系知識人たちが、かつて支持した文在寅政権に反旗を翻す形で出した対談集『一度も経験したことのない国』は、8月末から4週連続でベストセラー第1位になった。5人の著者たちはプロローグで、次のように慨嘆している。

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(文在寅政権が誕生して間もなく)経済は奈落の底に落ち、不動産は暴騰しました。日本との関係はこれ以上悪くなりようがないほどに悪化し、米国との関係も軋みました。南北関係は朴槿恵政権の時代に戻りました。不平等と(格差の)両極化はいっそうひどくなり、出生率は記録的に落ち続けています。それでも私たちは文在寅大統領への支持を撤回しませんでした。現政権が無能ではあっても、少なくとも李明博―朴槿恵政権よりは道徳的であると考えたからです。私たちが願う正義に満ちた世の中であれば、ほかの領域で足りない点があっても、いくらでも理解してやれるというものではないでしょうか。

しかし、文大統領は入試と私募ファンド、家族の財産形成などで数多くの疑惑が提起されたチョグク教授を法相に任命することで、道徳という最後の堡塁さえも崩してしまいました。就任の辞とは異なり、機会は平等ではなく、過程も公正ではなく、結果はまるで正義ではありませんでした。

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ユ・シミンとキム・オジュン氏の事例に見られるように、ここに異議を唱えるべき言論と知識人は、政権の賦役者となる道を選びました。参与連帯と民主社会のための弁護士会(民弁)など、前政権時代に大活躍した市民団体は、今や政権と一体となり沈黙しています。いわゆる「文ファン」と呼ばれる人々は、圧倒的な火力でインターネットを占領し、政権のすべての過ちを庇護しています。チョグクの汚職を捜査しているからと、瑞草洞に集まり「曺国(チョ・グク)守護」を叫び、「チョン・ギョンシムを愛しています」と騒ぎ立てることも、歴史に残る稀代のコメディーです。検察の取り調べを受けに来た曺国前法相の車を磨いてやる姿を見ていると、朴前大統領を守れなかったと泣き崩れる朴サモ(朴槿恵をサラン=する モイム=会)たちは何と純真だったことかと思ってしまうほどです。「一度も経験したことのない国を作って見せる」という文大統領の公約は、私たちの期待とはまったく異なる方向で実現しました。

(参考記事:「文在寅派は急速に腐敗している」韓国知識人”反旗のベストセラー”が暴く闇