【写真と動画】大規模火災で黒煙が空高く立ち上る新義州

「駅には消火器があったが中身が空っぽで、火災の初期鎮圧に失敗した。それからたったの数分で貨車に積まれていた大豆油が燃え始めたのだが、煙がすごくて現場に近づくこともできなかったらしい。1時間半の間、なす術もなく見守っているうちに、駅の倉庫の保管品まですべて燃えてしまった」

RFAが公開した動画(次ページにリンク)を見ると、真黒な煙が上空100メートルにまで達している。列車15両が全焼するとは火の勢いは相当なものであったと思われ、

(参考記事:【写真】RFAが公開した新義州市の大規模火災の様子

北朝鮮の列車火災と言えば、2004年4月に龍川(リョンチョン)で起きた大爆発事故を思いだす人もいるだろう。8000棟の建物が吹き飛び、1500人が死傷した悪夢のような大惨事である。この事故を巡っては、金正日総書記に対する暗殺計画だった可能性が取り沙汰されている。

(参考記事:死傷者1500人、龍川大爆発事故…北朝鮮「暗殺未遂説」のミステリー